原武史の『滝山コミューン』という本を読んでいます。
1973~74年にかけて、東京都東久留米市は
滝山団地周辺地区の小学校で起こった、
教師、児童、母親を中心とした学校・学級の
民主化運動の話。
指導要領に従った保守的な学校教育、学級づくりを
推し進める校長、PTAに反対し、
学級の個性や民主化を核とした革新的な教育、学級を
行うべく立ち上がった母親、教師たちが、
PTA役員や校長の交替などを達成していく様と、
その中で育った筆者、児童の当時の記憶や記録を
追ったドキュメンタリー。
物語的にさくさく読めるのですが、
この内容が事実だというのに驚きです。
改革派の思想がどんどん学校を支配していく様に、
薄ら寒さというか、恐ろしさを覚えます。
んー、
まだ読み途中なので具体的な感想は控えますが、
その中で出て来る我孫子駅の天ぷらそばに関する
記述を読んで、今、無性に駅そばが食べたいです。
あの醤油味と、汁に浸った天ぷら、
油に覆われたそばの記憶が、僕の食欲を喚起して
やまないのです。
本の筋とは全く関係がないのだけれども、
嗚呼そばが食べたい。
おわり。