リハビリ

久しぶりに自分のメディアに日記めいたものを書きます。
どうもシオミです。

前回の更新が2021年の春ということで、あれから2年半が経ちました。

このサイト自体が、古くはmixiからnoteまであらゆるメディアやSNSに書いてきた日記をエクスポートしては避難してという、そんな経緯でできたサイトでして…ある種、僕のインターネットでの活動履歴のような感じになっているのですが、ここしばらく書いていないということは、つまりネットに自前の発信めいたものを全然してこなかったということです。

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ウォーハンマー40000(WARHAMMER 40000/WH40K)にアデプトゥス・メカニクス(Adeptus Mechanicus)陣営で参入することにしました。【ミニチュアゲーム/ウォーゲーム/ボドゲ】

いろいろ考えたんですよ。
あ、おはようございます。

前回のあれこれ気になる投稿から、引き続きあれこれ気になりつづけた結果、

まずはウォーハンマーをやってみよう

と思いまして、今日はその話。


ウォーハンマー? なにそれおいしいの?

ウォーハンマーってなに? という諸兄も多いことかと思いますゆえかんたんに説明しますと、ウォーハンマーは、最近ちょっと巷で流行っている、ミニチュアゲームと呼ばれる部類のボードゲーム。シミュレーションゲーム的な感じで、コマを動かして敵を倒したりなどする感じのやつです。ヨドバシカメラに行くと売ってます。

同タイトルはその中でも大きく2シリーズあって、エイジ・オブ・シグマーというファンタジー世界で戦うシステムと、40000という超未来のSF世界で戦うシステムとのこと。

各シリーズにはさまざまな種族による(人じゃない種族もたくさん)十何個かの陣営があって、その中から、自由に陣営を選んだり、組み合わせて新しい編成を作ったりなど、ある程度自由にできる感じのようです。

こんな感じ。このフィギュア的なやつを動かしながら戦います
ファンタジー世界が舞台の『エイジ・オブ・シグマー』
遠未来SF世界の40000

『コレクション・ビルド・ペイント・プレイ』

コンセプトは、『コレクション・ビルド・ペイント・プレイ』。上の画像のフィギュアはあらかじめ着色された完成品が売っているわけではなく、単色のプラモになっていて、自分で集めたキットを自分で組み立てて、自分で色を塗って、そしてそのキットが能力を持って、ゲームのコマとして実際の戦いに使える……という、よく少年マンガとかである、自作プラモで戦うヤツのリアル版みたいな、胸がアツいホビーです。

かなり細かい造形のフィギュアを基本的に筆塗りで仕上げるというなかなか大変なやつですが、シタデルカラーという塗料メーカーと共同で、初めてでもかなりきちんと塗れる、シタデル・ペイント・メソッドというシステムが確立していて、その手順に則ればそれなりにうまく塗れるようです。

こんな感じのが、

こうなる。(上とは別の人のインスタ)

ランナーのクセがすごい

カラーリングは自由

カラーリングも、一応自由に塗ってよいとのことで、同じキットでも

こんな感じに箱絵に近い感じで塗る人や(上記はウルトラマリーン戦団のカラーリング)

設定にあるカラーリングで塗る(上記はインペリアルフィスト戦団)人や

オリジナルカラーで塗る人もいて、楽しそうです。フィギュアによっては、塗る色でゲーム時の能力が変わったりすることもあり、ヲタク心をくすぐる内容となっております。笑。


とりあえず、ウォーハンマー40000をはじめてみます

というわけで、個人的好みにより、未来が舞台のSFシリーズ、ウォーハンマー40000を始めてみようと思います。

こちらは大きく『帝国(インペリウム)』『混沌(ケイオス)』『異種族(ゼノ)』という3種族に分かれています。詳細は下記サイトに載ってます。

参考:電撃オンラインの記事

さっくり各陣営のいくつかのビジュアルをハイライトします。


帝国(インペリウム)

皇帝(という名の、生命維持装置に繋がれた生ける植物人間的な存在)を神と崇める、人間やその派生系を中心とした勢力。その中で、さらに十数勢力に細分化されてます。僕はここの中の1勢力に参加します。

スペースマリーン
インペリアル・フィスト
アデプタ・ソロリタス
アデプタス・カストーデス
インペリアル・ナイト

混沌(ケイオス)

こちらは暗黒神に魅入られ帝国から反旗を翻した勢力です。同じく何個もその中に陣営があります。

アイアンウォリアーズ
サウザンド・サン
デスガード
ケイオスディーモン。これはもうひとつのシリーズでも使える

異種族(ゼノ)

こちらは帝国と敵対する人間以外の勢力。異形異形しい感じがかっこいいです(´ω`)

ティラニッド
クラフトワールド(エルダー/アエルダリ)
ネクロン(かなりカスタマイズされてます)
タウエンパイア

ほかにもいろいろあります。それぞれに、さまざまな戦う理由とか、設定とかが満載で楽しいです。


僕はアデプトゥス・メカニカス(Adeptus Mechanicus)陣営を使います

この歩兵、スキタリのビジュアルにやられた

アデプトゥス・メカニカス(アドメック)は火星に拠点を置く機械化教団で、万機神という神を崇めて何でも機械化しちゃう集団。帝国の機械修理を一手に引き受けるという側面もあり、修理の際には独自の宗教的儀式を行う……という感じなのですがとにかくビジュアルのみで選びました。

先程の歩兵より偉い人たち。かっこいい。

各陣営、歩兵から大型ユニットまでさまざまな種類がいるのですが、ここはとにかくメカメカしくてかっこいい。

ロマンあふれる多脚戦車。かっこいい。
ロボット。かわいい。

というわけで、こいつらをちまちまと手に入れて、組んで塗ってここにアップしていきたいなと思っております。できればゲームもしたいな……ということで、

ウォーハンマー仲間募集

身近なホビー好きな方々、一緒にこれやりませんか? またはもう始めている方、お仲間に加えていただけませんでしょうか(´ω`)?

とりあえずプラモ好きの弟でも巻き込んでみるか。

というわけで今日はこのへんで。

3Dプリンターの使いみちについて。ウォーハンマー的なミニチュアゲームとか、メガミデバイスとかが気になる、という雑な話

こんばんは。
あ、見る時間はいろいろだからこんばんは……とは限らないのか。

3Dプリンターを買って、1週間が経ちました。

経ってみてどうかというと、3Dプリンターさん、ほぼ24時間稼働しつづけています。というのも、前回の記事のサザビーのあとに出力しはじめた大モノに、失敗し続けているからなんですが。失敗しながら、メンテの方法とかサポート材のつけ方とかを着々と学んでいるので、当初の目論見どおりなのですけどね。

失敗した死屍累々の山

これを見たら何を作ってるかなんとなくバレますね。こいつで、壊れた3Dモデルの(自動)修復とか、出力時の調整とかトライアンドエラーしています。

さてさて、いざ思ったものを3次元に出力する能力を手に入れたところで、いよいよ具体的にどのように活用するかを考えはじめているのですが、やはりホビー系との相性が圧倒的によいということを改めて思います。

自営業暮らしが長く、すっかり根っこが商売人になってしまった私。さっそく手持ちの資産を換金する技はないかと考えはじめていて、調べるとやはりホビー系のパーツ作りとか、ガレージキット界隈とか、そのへんで3Dプリンターを活用しているケースが多くみられることがわかってきました。

つい先日、2ちゃんねるを作ったひろゆきが「ガンプラを買って塗装して売れば3万とかで売れる」と気軽に発言して炎上してましたが、この記事も似た要素を含む内容となっておりますので、イヤな予感がする方はここでゴーバック推奨です。

以下、調べる中で「コイツは気になるぞ!」と思ったモノたち。

メガミデバイスが気になるぞ

コトブキヤというホビー関係の一大メーカーがあるんです。この世に。プラモデルをカスタマイズするうえで必要なサードパーティ製のパーツとか、自社ブランドのプラモデルとかを提供しているメーカーさんなのですが、その中でも気になったのが、『メガミデバイス』というシリーズ。

https://www.megamidevice.com/

私、萌えとかほぼ興味ないのですが(スミマセン)、ざっくりいうと、女の子キャラクターにさまざまな外部兵装を着けて、自分好みのキャラクターを作り上げていくという世界観。素体となるキャラクターのオリジナル兵装はもちろん、コトブキヤ謹製の武器防具シリーズなども取り付けられるようになっています。

このメガミデバイスというシリーズ、特に気になるのはライセンス周りのユニークさ。

https://www.megamidevice.com/guideline/

このページを見ると、

アマチュアディーラーによるオリジナルガレージキット、 オリジナル服の製作、展示、販売

アマチュアによる、メガミデバイスプラモデルの全体又は一部の完成品販売。
(ただしメガミデバイスのプラモデルパーツと完全自作パーツのみ使用可)
(他版権を模したものは不可)

ライセンス | メガミデバイス オフィシャルサイト

というように、公式によってサードパーティの兵装や素体改造パーツ、それを使ったカスタムの完成品をライセンス料なく自由にできるという仕組みのようです。

現に、ピクシブが運営するECサイト“Booth”では、兵装、素体などさまざまなサードパーティ製のカスタムパーツが販売されています。しかも、まぁまぁいい値段で

https://booth.pm/ja

これは面白い。まあ、まずモデリングスキルが必須なんですが

とにかくリサーチのために、1体試しに買ってみました。

なんか沼の入り口に立った気がする。

ディテールアップパーツが気になるぞ

つぎに気になったのが、このヤフオク。

ガンプラのディテールアップパーツ。

要は、既存のガンプラにオリジナルのディテールアップパーツを着けて、よりかっこよくしよう! というようなモノです。これって商標とか大丈夫ですかね……とも思ったのですが、ディテールアップパーツ自体はオリジナルの造形で、それしか売ってないわけだから、コピーでもないしいいのか、と。何となくモヤモヤした感じではあります。

写真を見るとまあ確かにかっこよくなる。なるほど、という感じです。こんな商売があるのか。まあこれをやるには3Dモデリングスキルが必須なんですが(2回目)。

ウォーハンマーとか、ミニチュアゲームが気になるぞ

BokehPhotos / Shutterstock.com

ミニチュアゲームというのをご存知ですか? その名の通り、ミニチュアのコマを操作してプレイするゲームのことなのですが、その中でももっともメジャーなのが、ウォーハンマー(WarHammer)。

非常に精緻なフィギュアが魅力

このウォーハンマー、ミニチュアはプラモになっており、公式の大会に出るには“自分で組み立てて塗装済”のミニチュアを用いなくてはいけないというルールがある位、ホビーとゲームが融合したシステムとなっています。

自分で塗る

これにもめちゃめちゃ気になるんですが、私、昔から……

自分でゲームが作りたい

という夢がありまして、ここまで凝ったものではなくても、何らかのミニチュアゲームが作れないか……と夢見ているのです。まあ、3Dモデリングスキルが必s(ry

まとめ

要は、何をするにも3Dモデリングスキルが必須だということがわかりました。ので、粛々と練習を進めたいと思います。

頑張るぞ!

特にオチなく、今日はこのへんで。

ラッパ吹きの休日

毎度趣味では楽器ばかり触っておるのですが、最近はもっぱらポケットトランペットを吹いております。ギターより練習してます。

なんで、練習日記とかつけたら僕が楽しいんじゃないかと思って、練習日記など書きます。自分のために。

全然音が出ないところからはじまって、マウスピースの旅に出て、最近なんとなく自分の好みの音色とか、合うマウスピースとかがわかってきたような気がしています。

お手本はこのへん。仕事柄というか、直に触れていい音だなーと思ったJukka Eskolaとか、

あっ、この下の動画はコンダクターが狭間美帆さんですね。

丸くてふくよかな音色が好きみたいです。自分。

あとプレイの方向性だとベトナム出身のCuong Vuとか。

このトリオ、メチャメチャいいのでおすすめです。

丸い音というと、深くて大きいマウスピースを選ぶ…という感じなのですが、その通りだんだんマウスピースが大きく、深くなっていってまして(トランペットの中古マウスピースは安い! 沼です)いまはBachというメーカーの1という、Bachの中では深くて大きいやつをつかってます。

ユッカはフリューゲルホルンの登場機会もかなり多いので、上手くなったらいずれ入手してしまうかも…笑

というわけで、金管楽器教則本のバイブルことアーバン金管教本の基礎練習をおさらいする日々です。

そんなこんなで、時々トランペットのことを書きます。よろしく(´ω`)

イチゼロ年代が終わる

こんな呼び方が正しいのかわからないが、とにかく終わるのである。10年代。

80年生まれの僕は、年齢の下一ケタと西暦の下一ケタが一致する。つまり、来年は不惑、40代に突入するわけだ。

惑いっぱなしである。

26のときに発症した病は僕を蝕みつづけ、ままならないことがたくさんあり、今年はついに札付きとなってしまった。
経済状況も、なんとか10年個人として活動できていたが、依然としてかなり厳しい状況で、こちらもまもなく札付きとなる。

すべては僕が生きてきたこれまでの道に起因するものだし、後悔したり、他を羨んだりなどはしていない。むしろ、普通でない人生を歩ませてくれた周囲に感謝しかないし、迷惑ばかりかける人生だけど、これまでの足跡は愛おしくもある。

20年代はじめは、激変が確定している出来事がいくつかある。それが、よくはたらくのか、わるくはたらくのか、人生が続くのか終わるのかも想像がつかない。

何も確かなことがいえないこの日記だけど、まあ、良くなったか悪くなったかは書くのかも。

僕は40歳にたどり着けるのかねえ。

不安、心配、辛いとかではなく、諦観というか、なんだか自分自身が自分の人生から乖離して、遠くから見ているような気持ちだ。

盛大な破綻と、爆発に伴う死と。
さながらジェットコースターみたいな、アトラクションのような僕の人生は、いつもレールの先が見えなくて、いつ乗り換え場に戻ってこれるのか、皆目見当がつかない。

人に迷惑も、かけっぱなしである。
人にも、社会にも。

せめて狂って、暴走して走り続けて、前のめりに死にたい。

僕は、20年代を生き抜けるのかなあ。
静かに終わらせちゃうような気もするなあ。

「恋」という世界線

星野源と同い年です。
彼の活躍をテレビなどでみるにつけ、

ああ、
僕にもこの歳になって

「恋」

というタイトルの曲をリリースして、
ダンスなどで人々に楽しんでいただける
そんな世界線があったのだろうか?

そう思うわけであります。

そんな人生に憧れる。でも、あまりに遠い。
だからこうして文章にして、
きままなる空想の旅に出るわけです。

そう、気分は萩原朔太郎の『旅上』。
いささか季節外れですが、とても好きな詩のひとつ。

—–

ふらんすへ行きたしと思へども

ふらんすはあまりに遠し

せめては新しき背広をきて

きままなる旅にいでてみん。

汽車が山道をゆくとき

みづいろの窓によりかかりて

われひとりうれしきことをおもはむ

五月の朝のしののめ

うら若草のもえいづる心まかせに。

—–

みなさんの「ふらんす」はどこですか?
よければ教えてください。

そんなこんな、今年もマイペースに書いていきます。
変わらぬご愛顧のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。

世界がもし100人の俺だったら

とりあえずなんでも「俺」を入れてみる遊びが好き。
どうも僕です。

さて、noteで書き始めて1週間が経ちました。そんなに毎日がドラマチックなわけでもない僕の人生、1日1本以上書くのはなかなかに大変ですね。
毎日コラムやマンガを書いている作家さんを改めてマジリスペクト、親や仲間たちにはマジ感謝であります。

ネタがない時にネタを生み出すには。

いわゆる「発想法」というやつがありまして、広告業界の端くれにいた身として…今もいるといえばいるのですが、お世話になる機会がしばしばありました。

個人的にいちばんお手軽だと思うのが、「オズボーンのチェックリスト」というやつです。
ひとつのネタを、さまざまなかたちに展開して発想する手法ですな。

というわけで、

「世界がもし100人の村だったら」
※オズボーンのチェックリストによる変奏曲

というのが、今日のテーマです。

1. 転用 - ほかに使い道はないか

これはたとえば、

「世界がもし100人の村だったら」のたとえのどれかについて、その通りの人物100人に、実際に取材をしてドキュメンタリーを作り、1日1話ずつ公開していく。

とかが考えられるかな。これで100日分の原稿が生まれる。そして普通に読みたい気がする。

2. 応用 -他からアイデアを借りられないか

「100人の村」を、100つながりで変えたら面白そう。そういえば昔、「地球の誕生から今までを24時間にたとえたら」っていうのがありましたね。100人の村の24時間の移り変わりとかやったら楽しいかも。シロウトには専門的すぎて調べるのが大変ですが。

3. 変更 - 変えてみたらどうか

世界がもし、100人、野村だったら。

野村さん100人に取材して1日1話(ry

4. 拡大 - 大きくしてみたらどうか?

世界がもし100人の巨人の村だったら…じゃなくて(笑)、宇宙がもし100個の星だったらとか、あったら読みたい。

5. 縮小 - 小さくしてみたらどうか?

世界がもし100人の小人…もとい(笑)、さらにしぼって10人の村だったらとかだったら、面白いかもですね。

6. 代用 - 他のもので代用できないか?

他のテーマに変えてみたら面白いかも。世界の酒がもし100杯の酒だったら? みたいに世界の代表的な酒100杯を取り上げるとか、人生がもし100曲の歌だったら? とか。

7. 置換 - 入れ替えてみたらどうか?

世界から消えていった民族たちを100人にまとめたら? …とか、面白そう。

8. 逆転 - 逆にしたらどうか?

言葉の順番を逆にして、世界の村の100人を無作為に抽出してみたら? 世界ふれあい街歩き的な世界観が描けそうです。

9. 結合 - 組み合わせたらどうか?

世界が100人の村で俺以外全員可愛い女の子だったら? っていうラノベ。誰か書きそう。

てなわけで、

まあ僕は書きませんが、いつか誰かが使えそうなネタがあるかも? 思考実験、トレーニングとしては最適ですね。

以上、オズボーンのチェックリストを使って遊んでみる、でしたー。

また次回。

ビル・ベイリーよ、家に帰っておくれ

家に帰ってきました。どうも僕です。

邦訳の妙と申しますか、ある他言語を日本語に訳した際に、図らずも原語とは異なるニュアンスを含んでしまうケースがあります。

素晴らしい翻訳により魅力がより強まるケースもありますが、残念ながらそうでもないこともありまして、ひとつに、たとえばジャズ・スタンダードの”You’d Be So Nice To Come Home To”に対して大橋巨泉氏がつけた邦題『帰ってくれたら嬉しいわ』のような、誤訳であるケースがあります。
※実際は「あなたが待つ家に帰れたらなあ」という意味

一方で、訳としてまちがってはいないものの、日本語の取り方によって真逆の意味になってしまう例もあり、その顕著なものが、今日突然ふと思い出した、表題の『ビル・ベイリーよ、家に帰っておくれ』です。

賢明な読者の皆様におかれましてはお察しの通り、このビル・ベイリー氏、「帰れ帰れ、もういい加減帰っておくれよ」…と、いくら言っても帰らない意固地な男…ではございません。

こういう時にはきちんと原題にあたるのが大事です。調べてみると、

Bill Bailey, Won’t You Please Come Home

ということでございまして、正しくニュアンスを伝えるならば、きちんと”Come”の部分を強調して、

『ビル・ベイリーよ、家に帰って「来て」おくれ』

とするのが適切なわけであります。

つまり表題の訳は、いわば間違ってはいないが不適切、ということです。あれ、最近どこかで聞いた表現のような。

トップ画像のカーネルサンダースも、カーネルは名前ではなくて「大佐」という意味で、しかも従軍中に大佐だったわけでもなく、「ケンタッキー州の名誉称号」として与えられたものである…とか、カーネルパニックは「ケンタッキーおじさん大混乱」という意味ではない、とか、そういうわけであります。多分。

ちなみにケンタッキー州でカーネルの称号をもらった、いわゆるカーネルおじさんには日本人もいます。これ豆知識。

つまり僕がいいたいのは、原語にあたるのも素敵ですよ、ということです。
邦訳もいいのですが、とくに文学や詩、歌などは、音韻の美しさを感じ取ったり、その意味の真に迫るためには原語に触れてみるのが大事。

というわけで、聞いてみましょうビル・ベイリー。
エラ・フィッツジェラルドのバージョンでどうぞ。

歌詞はWikipediaに。

というわけでまた次回。

名文を生み出すということ

ひとつの名文を生み出す行為は、彫刻に似て、さあ書こうと思いついた瞬間から心の中に生まれ移りゆくよしなしごとのなかから、あらゆる余談や余計な表現、レトリック、装飾(虚飾ともいう)を削り取り削ぎ落とし、ノミを入れ、鉋を掛けて整えた末に、はじめて生まれる可能性のあるものであって、その境地に至るまでには長年に渡る苦行、研鑽、切磋琢磨、学びと模倣、守破離等々さまざまな経験を経る必要があるであると個人的に思いつつ、日々公私問わず多かれ少なかれ文章を生み出している僕は、到底その域にたどり着けない葛藤や悔しさ、また他人の名文や上手い表現への嫉妬など、常々苦しみを感じているのでありますが、個人的に名文の境地、宝庫であると僕が感じるのは「詩」で、その単語の取捨選択、1の言葉で1000の情景や心象を語り、時に世界を恣意的に切り取る、それぞれのことばの力や組み合わせの妙には舌を巻くというか、畏敬の念というか、自分自身がそれらを生み出すことができない悔しさというか、ヤラレタ! という感じというか、そういう複雑に入り混じったモヤモヤした感情を持たざるを得ず、シクシクと胃が痛むわけで、でも、であるからこそ、このnoteには自分なりに、前述のさまざまをぎゅっと濃縮した何かを溜めて溜めて溜めて溜めて、凝った(こごった)カタマリをゲロっと吐き出すかのように、毎日書き続けようと、そう考えておる次第でございますが、ちなみに今日は、そんな凝ったカタマリの一例として、ここまで読んだ賢明な皆様はお察しのように、とにかく一行で句点を設けずに、できる限り長く、かつなるべく話の流れが破綻しないように文章を続けて書くトレーニングを兼ねており、自分なりにはそれなりに書けているのではないかと自画自賛しているのですが、皆さんはどう感じるだろうか? と、せっかくここまで読んでお付き合いいただいたご縁もあるので、ぜひコメント欄にて何かひとこと、ご意見ご感想などを賜りつつ、よいと思ったならぜひとも「スキ!」もお願いしたく…って僕、こんなことを書くとなんだか自己承認欲求のカタマリというか、クレクレ君的なヤツだなあと我ながら苦笑してしまうのですが、思い起こしてみれば僕は子供の頃から、自己承認欲求が強いくせに面と向かってそれを要求するのが苦手な不器用なヤツで、それでいてあまり褒められた記憶がないので自己評価がとても低く、すぐいじける子供で、そのひん曲がった性格を矯正するのには大人になるまでかかったなあ…そのきっかけはやはり結果を出して褒められた経験が大人になってそれなりにあったからなのかもしれないなあ…とか、自分語りはそのへんにしておきますが、皆さん、自分の子供は、叱るべきタイミングには叱り、褒めるべきタイミングにはきちんと褒めるのが大事だと、僕の子供時代の経験と記憶からそう強くオススメしたい…んですが、そもそも僕は子供どころか結婚すらもしていないのでまあ話半分に聞いてやってください。ああ、もう限界。文章が途切れちゃったので今回はおしまい。記録、原稿用紙3枚。てなわけでまた次回。

デリケートにスキして

どうも僕です。雨ですね。関東は。
まだまだnoteの作法を掴めずにいる僕ですが、前回の記事にFacebookでいいねしていただいたり、noteでスキしていただいたりで、いやはやありがとうございます。スキしてといえばクリィミーマミ。

今日はこの文章を、仕事と仕事の合間の、移動中の電車の中から書いています。

電車というのは不思議なもので、ただボンヤリと座っているだけで、いろいろと気づいたり、ムクムクと創造性が浮かぶものであります。でも大した作業ができるわけでもないので、降りる頃には雲散霧消しがち。

これはきっと、電車の中でできることの選択肢が少なく、その数すくない「できること」に、意識が集中するからなのでしょうね。そうなのではないでしょうか。
風呂やトイレでアイデアが浮かぶのもそう。そうだそうだきっとそういうことだ。

そんなわけで、今日は電車の中で起こった思考の流れを、つぶさに記録してみようという、実験のような、随筆のような雑文です。スキマ時間の有効活用。

余計なお世話、

という言葉があります。

普段ほとんど他人に感謝と謝罪とをしながら生きている僕は、他人に対してそんな感情を抱くことが実にすくないのですが(本当です、本当ですってば本当です)、割とひんぱんにそのように感じてしまう対象があります。

それは、携帯やパソコンの変換機能です。みんなも、そう思うこと、ないかな?

余計なところまで漢字にしてくれる、変換機能。こいつに頼ってかたっぱしからエイヤっと変換しまくってやると、さも「俺様ってばこんなむずかしい漢字も知っているんだぜ(ただし手では書けない)」みたいな、そんな空気が巻き起こり一点かき曇り雷鳴鳴り響き大山鳴動し鼠一匹、となること請け合いです。ならないけど。

たとえば、ありがとうございます、という言葉ひとつとっても、

有難う御座います

とか、お前は近代文学の登場人物か! と、思わずツッコんでしまいそうなテイストにしてくれやがります。

文筆の世界では、さほどむずかしくない漢字をあえてひらがなで書いて読みやすくすることを

「ひらく」

といいます。じゃあわざわざむずかしい漢字をつかうのを

「とじる」

というかというと、そんなことはありません。
いわないよね?

ひらくという用語は、やはりパソコンやワープロでテクストをやりとりするようになってからうまれたことばなのでしょうかね。それとも原稿用紙の時代から「ひらいて」いたのでしょうか。
それ以前から文筆にたずさわっている人に一度うかがいたいトピックであります。

こんなことを思いついたのはひとえにiPhone先生が、「つぶさに」を「具に」とかやってくれたからにほかなりません。

駆け込み乗車

まだ、電車に乗っています。

いま、となりに座っていた人がかけ降りて行きました。それを見て僕は、

ああ、駆け降り降車だなあ

と思ったのですが、よく考えたら、駆け込み乗車の、
「込み」と「乗車」って、意味がかぶっているよなあと、同時にふと思ったわけであります。

頭痛が痛い
俺のマイブーム

などと、重複表現はジョークとしてよく語られますが、この例は正しい表現として使われる稀有な例だなあと、ほんのり感心した次第であります。

#虹 について

今月はどうやら #虹 について語るとアクセスが稼げるらしいので #虹 について語りたいと思います。 #虹 って綺麗ですよねえ。 #虹 。ちょっと #虻 に似てますよね。 #虻 。 #虹をみたかい 。マイレボリューション。

以上

電車の中ではだいたいこんなことを考えています、編集長。あんまり重要なことはなかったね。スキマ時間の無効活用。

おわり。

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